メインテナンス
お口の健康な状態を維持するためや、治療後の歯を維持するために、定期的に病院で行う処置を「メインテナンス」と言います。当院の「メインテナンス」は歯科X線・プロービングなどの検査と、スケーリング・ポリッシングなどの処置を、全身麻酔で行います。
メインテナンスの目的
健康な歯を維持する歯石や歯肉溝内異物を除去することで、歯磨きなどでのプラークコントロールを行いやすくし、歯周病や口内炎を予防・改善させます。結果として、不要な治療や抜歯を避けることができます。
疾病の早期発見通常の診察(無麻酔)では、歯や口腔の状態を把握することは難しく、必ず誤診や見逃しが起きます。全身麻酔で適切な検査を行い、歯や口の中の状態を把握することで、疾病の早期発見・早期治療につなげます。
歯周病治療後の歯を維持する歯周病治療を行っても、健康な歯茎と同じ状態に戻るわけではありません。治療で残した歯をできるだけ長く維持するためには、定期的な「メインテナンス」と日々の「ホームデンタルケア」(歯磨きなど)のどちらも必要です。
メインテナンスの流れ
- 診察の日
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- 視診・触診・写真撮影
- 麻酔前検査:血液検査・心エコー検査・胸部X線検査など
- メインテナンスの予約
- 治療の日
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- 入院(治療の日の午前中)
- 全身麻酔 (12時~16時)
- 歯科X線検査
- 写真撮影・プロービング検査など
- (歯肉縁上)スケーリング
- 歯肉縁下スケーリング
- ポリッシング
- 退院(治療の日の午後)
- 検査結果、治療内容の説明
- 再診の日(治療の数日~1週間後)
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- 麻酔後の全身状態のチェック歯磨き指導など